埼玉新聞

 

【気象情報】埼玉でも13日連続で乾燥注意報 2月ほとんど雨降らず 火の扱いに注意 2019年冬には6ヘクタール焼く山火事も 自衛隊に災害派遣要請し鎮火

  • 乾燥注意報が出ているエリア(28日午前11時22分、気象庁HPから)

    乾燥注意報が出ているエリア(28日午前11時22分、気象庁HPから)

  • 乾燥注意報が出ているエリア(28日午前11時22分、気象庁HPから)

 大規模な山火事が発生している岩手県大船渡市では、乾燥注意報が連日出ていたが、埼玉県でも28日、13日間連続して乾燥注意報が発表されている。

 熊谷地方気象台は、県内全域で3月1日まで空気の乾燥した状態が続くとして、火の取り扱いに注意するよう呼びかけている。

 熊谷市の降水量は1月が18・5ミリ(平年36・5ミリ)。2月は27日までに5ミリ(平年の2月は32・5ミリ)で、特に2月は極端な少雨となっている。

 また、埼玉県消防課によると、2023年までの5年間に、県内では林野火災が63件発生。

 2019年1月23日に埼玉県ときがわ町で発生した山林火災では、鎮火までに4日かかり約6ヘクタールを消失。複数の広域消防本部が連携して消火に当たったほか、県が自衛隊に災害派遣を要請。県防災航空隊や山梨県、東京消防庁の防災ヘリと自衛隊2機の計5機が消火に当たるなどした。

 埼玉県、岩手県を含め、東日本の太平洋側では乾燥した状態が長く続いており、火災への警戒が必要となっている。
 
=埼玉新聞WEB版=

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