埼玉新聞

 

病死男性の遺族から現金だまし取ろうとした巡査、遺族の個人情報を他人に漏らす さいたま地検が起訴

  • さいたま地検

 病死した男性の遺族から現金をだまし取ろうとしたとして県警の警察官が逮捕された事件で、さいたま地検は16日、詐欺未遂と地方公務員法違反の罪で、川越署刑事課強行犯係巡査の男(25)をさいたま地裁に起訴した。

 起訴状などによると、男は3月31日、病死した川越市の無職男性=当時(67)=の姉に、「遺体が腐らないようにする処置で40~50万円かかる」と電話でうそを言い、現金をだまし取ろうとした。2月4日には死因などの調査業務を通じて知り得た遺族の名前などを、別の事件で知り合った男性に漏らしたとされる。

 県警は4月、詐欺未遂容疑で男を逮捕し、地方公務員法違反容疑で再逮捕していた。

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