埼玉新聞

 

待ちわびた春…埼玉・秩父の荒川水系、渓流釣りが解禁 県内外から多くの愛好者、今季の初釣り楽しむ

  • 渓流釣りを楽しむ釣り人

    渓流釣りを楽しむ釣り人=1日午前7時ごろ、横瀬町芦ケ久保の横瀬川

  • 渓流釣りを楽しむ釣り人

 秩父地域の荒川水系で1日午前6時から、渓流釣りが解禁された。春を待ちわびる県内外の多くの釣り愛好者たちが一斉に糸を垂らし、今季の初釣りを楽しんだ。

 横瀬町芦ケ久保の横瀬川では、河原に集まった釣り人たちが巧みな竿(さお)さばきを披露。所沢市の木島泰二さん(78)は、秩父での渓流釣り歴20年。「毎年、釣果を競うというよりは、川のせせらぎや鳥のさえずりなどの自然の音に耳を傾け、没頭するのが楽しみ」と話していた。

 渓流釣りの期間は9月30日まで。秩父漁業協同組合は2月27日から4月20日までの計8回、ヤマメ計2270キロ、ニジマス計520キロの成魚を、中津川、浦山川、赤平川など10河川以上に放流する。

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