埼玉新聞

 

俳優・高橋ひかるさんがアンバサダーに 開村100周年を迎える大宮盆栽村…盆栽の魅力、若い世代に発信 4月のシンポジウムで紹介と委嘱式、申し込みはあす4日から

  • 大宮盆栽村100周年のアンバサダーに就任した俳優の高橋ひかるさん(さいたま市提供)

    大宮盆栽村100周年のアンバサダーに就任した俳優の高橋ひかるさん(さいたま市提供)

  • 大宮盆栽村100周年のアンバサダーに就任した俳優の高橋ひかるさん(さいたま市提供)

 さいたま市北区盆栽町にある「大宮盆栽村」が4月、開村100周年を迎えることから、同所を訪れたことのある俳優の高橋ひかるさんがアンバサダーに就任した。園主の高齢化や後継者不足といった問題を抱える中、同世代に影響力のある高橋さんの力を借りることで、若い世代に盆栽の魅力を伝え、裾野の拡大を目指す。

 同市のホームページでは、高橋さんが出演するプロモーションビデオも公開。4月開催のイベントへの登壇も決まっている。高橋さんは「アンバサダー活動を通じて、皆さんと一緒に盆栽を楽しみながら、『大宮盆栽』の魅力を世界に発信していくお手伝いをしていきたい」などとコメントを寄せた。

 市文化政策室によると、大宮盆栽村は長い歴史を誇る一方、近年は園主の高齢化や後継者不足により、盆栽園の数が減少。裾野を広げるためにも、若い世代への訴求が急務となっている。高橋さんは以前、盆栽美術館や盆栽園を訪れたことがあり、今回の依頼につながったという。同室の担当者は「多数のドラマに出演するなど同世代に影響力がある高橋さんと一緒に、盆栽村のさらなる発展を目指し、盛り上げていきたい」と話している。

 4月12日に大宮区のRaiBoC Hall(レイボックホール)で開催される「大宮盆栽村100周年シンポジウム」で、高橋さんのアンバサダー紹介と委嘱式を行う。シンポジウムでは、元プロ卓球選手の水谷隼さんが「打ち返す力~自分の力を信じて未来をつくりだそう~」と題して講演するほか、さいたま市観光大使で盆栽家の山田香織さんらによるパネルディスカッションも予定している。

 シンポジウムの事前申し込みは4日午前10時開始。定員900人(先着順)。参加無料。

 問い合わせは、市文化政策室(電話048・829・1225)へ。

■たかはし・ひかる 2001年生まれ。滋賀県出身。14年、第14回全日本国民的美少女コンテストでグランプリを受賞。16年、映画「人生の約束」で俳優デビュー。17年、NHK大河ドラマ「おんな城主 直虎」でドラマ初出演。主な出演作に「リビングの松永さん」「顔に泥を塗る」など。現在放送中のTBSドラマ「まどか26歳、研修医やってます!」に出演中。

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