お薦めは「いちごパフェ」 秩父「パーラーコイズミ」 糖度が高くジューシーなイチゴが堂々と…「目でも楽しんで」と盛り付けにもこだわり 採れたてイチゴ、ふんだんに使えるこの季節だけ
2025/03/03/11:23
秩父神社の表参道「番場通り」にある、1967年創業の市内屈指の老舗喫茶。レトロな雰囲気に包まれた店内に入ると、多くの女性客がパフェスプーンを片手に、会話を弾ませていた。
店主小泉建(たけし)さん(84)の、この時期のお薦めパフェは、中蒔田富田農園(秩父市蒔田)の採れたてイチゴをふんだんに使用した季節限定(12月中旬~5月中旬)の「いちごパフェ」(税込み880円)。
朝晩の寒暖差が大きい秩父特有の環境で育った、糖度が高くてジューシーなイチゴが、なめらかなクリームの上に堂々と鎮座。食べ進めると、果肉が詰まったイチゴアイスと合わさり、甘さと酸味のハーモニーが口の中に広がる。
「目でも楽しんでほしい」と、小泉さんは盛り付けにもこだわる。自家製プリン、バニラアイス、季節のフルーツで豪快かつ繊細に盛り付けた「プリンアラモード」(同850円)。手作りチョコソースを使った定番「チョコレートパフェ」(同750円)。どれもこれも心おどる。
グルメ人気店とレトロな建物が並ぶ番場通りで営業を続けて58年。「開業時と比べて街並みはずいぶんと変わったが、温かいお客さんのおかげで、店内のにぎわいはずっと変わらない」と小泉さんはほほ笑む。
■パーラーコイズミ
秩父市番場町17の13(電話0494・22・3995)。営業時間は午前11時~午後7時。定休日は木曜日。秩父鉄道御花畑駅から徒歩約3分。駐車場あり(5台分)。