虹波、被爆者治療薬に使用 故谷口さんカルテも記載
2025/03/03/16:30
太平洋戦争中に旧陸軍が開発を進め、戦後にかけ国立ハンセン病療養所の患者に臨床試験で投与されていた薬剤「虹波」が、やけどなどの治療薬として広島、長崎の被爆者に使われていたことが3日、療養所関係者らへの取材で分かった。日本原水爆被害者団体協議会の代表委員を務めた故谷口稜曄さんのカルテにも投与を示す記載があった。