埼玉新聞

 

埼玉代表の島田さんに「みらい賞」 全国小学生プログラミング大会 シューティングゲームの要素盛り込み、バランスの良い献立を完成させるゲーム

  • 「PFCバランス献立作りゲーム」のプレゼンテーションをする島田公之介さん=2日午前10時ごろ、東京都港区の品川インターシティホール

    「PFCバランス献立作りゲーム」のプレゼンテーションをする島田公之介さん=2日午前10時ごろ、東京都港区の品川インターシティホール

  • 「PFCバランス献立作りゲーム」のプレゼンテーションをする島田公之介さん=2日午前10時ごろ、東京都港区の品川インターシティホール

 全国の小学生がプログラミングのアイデアや技術を競う「2024年度全国選抜小学生プログラミング大会」(全国新聞社事業協議会主催、文部科学省、経済産業省など後援)は2日、東京都港区の品川インターシティホールで全国大会が開かれ、地方大会を勝ち上がったファイナリスト47組が独自のプログラミングで作ったアプリケーションやゲームを発表した。埼玉県代表のさとえ学園小4年、島田公之介さん(10)は「みんなのみらい賞」に輝いた。

 5回目の今年は全国で1284組がエントリー。1次選考を通過し地方大会に進んだ405組から、初めて47都道府県の代表が出そろった。

 島田さんの作品は「PFCバランス献立作りゲーム」。人間が生きるのに必要な栄養素の摂取比率であるPFCバランス(タンパク質15%、脂質25%、炭水化物60%)の良い献立を作る。朝食、昼食、夕食ごとに画面上に現れる食品にフォークを刺し、当たった分の栄養素の合計がグラフ表示される。フォークを発射し食品に命中させるシューティングゲームの要素を盛り込み、楽しみながら目標達成できるように工夫した。

 島田さんは「来年は、ごみや電力など難しい問題に楽しく取り組める作品を作ってチャレンジしたい」と話した。

 グランプリは栃木県代表、大塚陽葵さんの「未来を描く手」、準グランプリは静岡県代表、高橋駒子さんの「作文おたすけアプリ」に贈られた。

 大会には将棋の藤井聡太王将が「小学生の時に大好きなことに出合い、同じ思いの仲間やライバルがいるのは素晴らしいこと」とビデオメッセージを寄せた。

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