埼玉新聞

 

スマホ普及で迫る脅威 手軽さゆえに短期間で1千万円以上を「溶かす」ことも 依存症、本人が病気だと認識することが唯一の治療法/ギャンブル依存の今(上)

  • 当事者同士でギャンブルに依存したきっかけや現在の生活状況などをカミングアウト。第三者の客観的な意見を聞くことで病気からの早期回復を目指す=2月16日、さいたま市大宮区(プライバシー保護のため、画像の一部を加工しています)

    当事者同士でギャンブルに依存したきっかけや現在の生活状況などをカミングアウト。第三者の客観的な意見を聞くことで病気からの早期回復を目指す=2月16日、さいたま市大宮区(プライバシー保護のため、画像の一部を加工しています)

  • 当事者同士でギャンブルに依存したきっかけや現在の生活状況などをカミングアウト。第三者の客観的な意見を聞くことで病気からの早期回復を目指す=2月16日、さいたま市大宮区(プライバシー保護のため、画像の一部を加工しています)

 コロナ禍の巣ごもり、スマートフォンの普及でオンラインギャンブルの影響が拡大している。違法性を認識せずに、オンラインカジノに手を出してしまう若者も。依存症が指摘され、手軽さゆえに短期間で1千万円以上を「溶かす(失う)」ことも珍しくない。窃盗や特殊詐欺などの犯罪に手を染めてしまうケースも多いという。ギャンブル依存症の自助グループは「家族や職場にも相談できずに苦しむ人の気持ちは同じ経験をした当事者が一番理解できる。一人で抱え込まず相談してほしい」と呼びかけている。当事者と家族の苦悩を2回に分けてレポートする。

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