埼玉新聞

 

3年ぶり再開…東松山のBBQ施設「くらかけ清流の郷」 台風やコロナ禍の影響、県の堤防整備で断続的に営業を休止 売店やバイオトイレなど再整備、自然と触れ合える観光施設に 7月から

  • 営業時の「くらかけ清流の郷」(東松山市提供)

    営業時の「くらかけ清流の郷」(東松山市提供)

  • 営業時の「くらかけ清流の郷」(東松山市提供)

 東松山市は、2019年の台風19号の影響で断続的に営業を休止していた都幾川沿いのバーベキュー施設「くらかけ清流の郷」=同市神戸=について、今年7月から3年ぶりに再開する方針を決めた。新たに造成される右岸堤防の側帯部分に売店や倉庫、バイオトイレを再整備する。

 くらかけ清流の郷は16年にオープン。都幾川沿いの鞍掛橋に隣接し、バーベキュー場のほか休憩所、散策路を備えた。19年には4月1日から10月11日にかけて営業し、約3万2千人が訪れ、バーベキューや水遊びを楽しんできた。

 しかし同10月の台風19号に伴う増水で管理棟や倉庫、テーブルなどが流される被害に遭った。新型コロナ禍の影響もあり、営業が断続的になった。県による高さ約3メートルの堤防整備に伴い23~24年には休業した。

 再開は22年9月以来となる。市は「自然と触れ合える貴重な観光施設」として準備を進め、関連事業費3314万円を2月21日開会の3月定例会に提案した。

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