5年連続金賞の味を家庭でも 秩父のたぬ金亭、名物・豚玉丼の具をレトルト商品化 店や道の駅で販売
2019/05/17/00:00
秩父市荒川上田野の飲食店「たぬ金亭」は名物の豚玉丼の具をレトルト商品化し、4月下旬から発売を開始した。店主の新井和夫さん(58)は「店の味に近づけたので、家庭でも手軽に味わってもらえれば」とアピールしている。
同店は豚玉丼専門店。豚玉丼はブロック状にカットしたハーブ三元豚を焼き上げながら余分な脂を落とし、秩父みそを練り込む。特製だれにも漬け込み、じっくりと煮込んだ後、温泉卵と青ネギ、揚げ玉をトッピングする。全国丼グランプリの豚丼部門で5年連続の金賞も受賞している。
新規顧客の開拓を目指し、豚玉丼の具をレトルト商品化することに。昨年10月から開発を始め、小鹿野町の食品製造業ふるさと両神に製造を依頼。自慢の味を再現させようと、試行錯誤を重ねて完成させた。価格は税込み700円。内容量230グラムで、賞味期限は製造から2年間。同店や道の駅みなので販売している。
新商品として平日の午後1時~同3時40分には、「チチブバーガーセット」も発売開始。豚玉丼の具と2種類のチーズを挟み込んだもので、ケーキとドリンク付きで千円。
営業時間は午前11時~午後4時。水曜定休。
問い合わせは、たぬ金亭(電話0494・54・1811)へ。