埼玉西部消防局は5日、自宅で大麻を所持していたとして、飯能日高消防署の20代男性消防士を免職の懲戒処分としたと発表した。ほかに不同意性交を行ったとして、狭山消防署の20代男性消防士を停職6カ月とした。

　同局によると、免職の男性は1月21日、自宅に県警が家宅捜索に入り、押収された粉が大麻と確認された。同27日に麻薬取締法違反の疑いで逮捕、起訴されていた。

　停職の消防士は昨年9月19日、不同意性交を行ったとして元交際相手の女性が所沢署に被害届を提出したが、和解により取り消された。

　石井英夫消防局長は「市民の消防行政に対する信頼を著しく損なうものであり、重く受け止めている」とコメントした。