びっくり…新幹線ストップ、車両が分離してもイヤホンの客は気付かず 「どうしよう」と戸惑う客も 大宮駅は長蛇の列「珍しいことに巻き込まれた」
2025/03/07/08:22
6日午前11時半ごろ、東北新幹線の上野―大宮間で、東京発新青森・秋田行きはやぶさ・こまち21号が走行中、連結部が外れ、自動的にブレーキが作動して停車した。点検のため東北、上越、北陸の各新幹線が上下線で約3時間運転を見合わせた。東北新幹線では昨年9月にも同様のトラブルが起きており、JR東日本が対策を進めていた。原因を調べる。
■青森へ帰省途中 乗客「びっくり」
東北新幹線の連結が外れた事故で、後部のはやぶさに乗車していた相模原市の女性会社員(23)は帰省のため、東京駅から新青森駅に向かう予定だった。停車した際はイヤホンをしていて気付かず、車内放送が流れて事故を初めて知った。電話をかけにデッキへ行く客や「どうしよう」と戸惑う客もいたという。
新幹線は午後2時過ぎに運転を再開し、午後3時ごろに大宮駅へ到着。駅員からおにぎりとお茶をもらったという。後続の列車で新青森駅まで向かう予定で、「珍しいことに巻き込まれてびっくりしている。今日中には何とか帰りたい」と話していた。