埼玉新聞

 

びっくり…新幹線ストップ、車両が分離してもイヤホンの客は気付かず 「どうしよう」と戸惑う客も 大宮駅は長蛇の列「珍しいことに巻き込まれた」

  • 新幹線のトラブルの影響で券売機に長蛇の列を作る乗客ら=6日午後3時20分ごろ、JR大宮駅

    新幹線のトラブルの影響で券売機に長蛇の列を作る乗客ら=6日午後3時20分ごろ、JR大宮駅

  • 新幹線のトラブルの影響で券売機に長蛇の列を作る乗客ら=6日午後3時20分ごろ、JR大宮駅
  • 連結している新幹線のイメージ(H5系+E6系)
  • 【ちなみ】秋田新幹線E6系=鉄道イメージ
  • 【ちなみ】東北新幹線E5系=鉄道イメージ

 6日午前11時半ごろ、東北新幹線の上野―大宮間で、東京発新青森・秋田行きはやぶさ・こまち21号が走行中、連結部が外れ、自動的にブレーキが作動して停車した。点検のため東北、上越、北陸の各新幹線が上下線で約3時間運転を見合わせた。東北新幹線では昨年9月にも同様のトラブルが起きており、JR東日本が対策を進めていた。原因を調べる。

■青森へ帰省途中 乗客「びっくり」

 東北新幹線の連結が外れた事故で、後部のはやぶさに乗車していた相模原市の女性会社員(23)は帰省のため、東京駅から新青森駅に向かう予定だった。停車した際はイヤホンをしていて気付かず、車内放送が流れて事故を初めて知った。電話をかけにデッキへ行く客や「どうしよう」と戸惑う客もいたという。

 新幹線は午後2時過ぎに運転を再開し、午後3時ごろに大宮駅へ到着。駅員からおにぎりとお茶をもらったという。後続の列車で新青森駅まで向かう予定で、「珍しいことに巻き込まれてびっくりしている。今日中には何とか帰りたい」と話していた。
 

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