勝利祝うSL運行 ラグビー・埼玉パナ、本拠地熊谷から秩父鉄道 「ラグビー神社」で選手サイン会も
熊谷市を本拠地とする埼玉パナソニックワイルドナイツのラグビーリーグワンの優勝を記念し、秩父鉄道は18日、SLパレオエクスプレスに特別ヘッドマークを掲げた「SL埼玉パナソニックワイルドナイツエクスプレス」を運行した。この日はラグビー神社(寿康神社)がある熊谷市箱田の和洋菓子店梅林堂箱田本店でサイン会も実施され、大勢のファンでにぎわいを見せた。
SL埼玉パナソニックワイルドナイツエクスプレスの始発駅の熊谷駅では、ワイルドナイツのロゴなどが入った特別ヘッドマークを掲げたSLが登場。駅ホームでは、内田啓介選手(30)と谷昌樹選手(31)がファンと記念撮影会を行い、参加者にクリアファイルをプレゼントした。
谷選手のファンで、本庄市から訪れた外国語講師三井風光(ふみ)さん(28)は「うれしかったし、格好良かった」と満足そうだった。同日からは熊谷駅などで「埼玉パナソニックワイルドナイツ優勝記念入場券」も販売を開始し、早速ファンが買い求めた。
ラグビー神社は熊谷市の熊谷ラグビー場でも開催された2019年のラグビーワールドカップ(W杯)に合わせて建立。同神社で大祭を斎行後、内田選手や谷選手、布巻峻介選手(29)によるサイン会や、選手全員のサイン入りユニホームやラグビーボールが抽選で当たるイベントの応募も行われた。サインをもらった市内の会社員中村美和さん(57)は「めちゃくちゃうれしい。心臓がまだドキドキしている」と感激していた。
会場には長蛇の列ができ、約300人にサインを書いた布巻選手は「こんなに反響があるとは思わなかった。本当に応援してもらっていることを感じた」、谷選手も「本当にありがたい。すごく応援してもらっていることを再認識した」と話した。内田選手は「地域を挙げて応援してもらって本当にありがたかった」と感謝の言葉を口にした。