埼玉新聞

 

良い将棋を…将棋の藤井聡太王将、挑戦者・永瀬拓矢九段が決意新た 王将戦第5局を前に深谷で前夜祭、全国からファンら220人参加 藤井王将、市のこども将棋大会で優勝の3人に表彰状を授与

  • 王将戦前夜祭で小島進市長(右)から記念品を受け取る藤井聡太王将(左)と永瀬拓矢九段

    王将戦前夜祭で小島進市長(右)から記念品を受け取る藤井聡太王将(左)と永瀬拓矢九段=7日午後6時半ごろ、深谷市西島町の埼玉グランドホテル深谷

  • 王将戦前夜祭で小島進市長(右)から記念品を受け取る藤井聡太王将(左)と永瀬拓矢九段

 将棋の「ALSOK杯第74期王将戦」7番勝負第5局が8、9日に深谷市血洗島の旧渋沢邸「中の家(なかんち)」で開催されるのを前に、同市西島町の埼玉グランドホテル深谷で7日、前夜祭が行われ、藤井聡太王将(22)=竜王・名人・王位・王座・棋王・棋聖との七冠=と挑戦者の永瀬拓矢九段(32)が決意を新たにした。

 王将戦は県内で10年ぶり。前夜祭は全国からの将棋ファンら220人が参加し、会場は熱気に包まれた。藤井王将は「2日間集中して良い内容の将棋を指せるようにしたい」、永瀬九段も「良い将棋を指したい」と語った。地元出身の実業家渋沢栄一の生誕地にある市立八基小学校の児童から、藤井王将と永瀬九段に花束が贈呈され、藤井王将は1日の王将戦記念・渋沢栄一杯こども将棋大会で優勝した3人に表彰状を授与した。

 王将戦7番勝負は藤井王将が3連勝したが、永瀬九段が1勝を返した。

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