埼玉新聞

 

古里離れても米作り一貫 原発事故で福島から避難 山田さん父子 風土異なる埼玉で再起 「震災がなければ、家族がバラバラにならなかったかも」

  • 耕作する田んぼで14年間を振り返る山田和男さん(左)と和彦さん=6日、羽生市堤

    耕作する田んぼで14年間を振り返る山田和男さん(左)と和彦さん=6日、羽生市堤

  • 耕作する田んぼで14年間を振り返る山田和男さん(左)と和彦さん=6日、羽生市堤

 東日本大震災に伴う東京電力福島第1原発事故で古里を追われても、遠く離れた埼玉の地で代々営んできた農業を続ける父子がいる。福島県双葉町から羽生市に避難している山田和男さん(69)と、さいたま市岩槻区に住む長男和彦さん(30)だ。震災の発生から11日で14年。一変した生活にあって、米作りは唯一貫いたよりどころだった。

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