古里離れても米作り一貫 原発事故で福島から避難 山田さん父子 風土異なる埼玉で再起 「震災がなければ、家族がバラバラにならなかったかも」
2025/03/11/12:18
東日本大震災に伴う東京電力福島第1原発事故で古里を追われても、遠く離れた埼玉の地で代々営んできた農業を続ける父子がいる。福島県双葉町から羽生市に避難している山田和男さん(69)と、さいたま市岩槻区に住む長男和彦さん(30)だ。震災の発生から11日で14年。一変した生活にあって、米作りは唯一貫いたよりどころだった。