埼玉新聞

 

夏の街彩る山車、3年ぶり運行 昼夜で表情変わる久喜「提灯まつり」 運行は18日のみ、駅前での集合なし

  • 3年ぶりに1日のみ山車を運行する久喜の「提燈まつり」。今年は複数の山車が駅前ロータリーに集合する形式は取らない=2019年7月、久喜市

 久喜の夏を彩る「提燈(ちょうちん)まつり」が7月12日と18日の両日開かれ、18日に3年ぶりとなる山車を運行する。

 同まつりは、240年の歴史を持つ八雲神社に伝わる祭典。1783(天明3)年、浅間山噴火の際、豊作を祈願し山車を引いたとされ、昼は人形山車、夜は提燈を飾り付けた山車に変わる。提燈山車は高さ約7・5メートル、重量4トンに及ぶ。祭りは新型コロナウイルスの影響で一昨年は中止に。昨年は山車を運行せず展示のみするなど規模を縮小して開催した。山車の運行は3年ぶりとなる。

 今年は18日のみ山車を運行。混雑を避けるため、提燈山車は久喜駅西口前ロータリーには集合せず、間隔を空け通り過ぎる形式となる。12日は祭事のみ。問い合わせは市観光協会(電話0480・21・8632)。

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