教諭免職…20代女性に襲いかかる 夜に集合住宅でナンパか 抱き付いてわいせつ行為した疑い 警察から校長に連絡あり発覚、「申し訳ない」と語った28歳
埼玉県教育委員会は11日、女性の背後から抱き付いたとして、県立浦和西高校の男性教諭(28)を免職の懲戒処分にした。教諭は県警に逮捕され、強制わいせつの罪で起訴されている。
教諭は2021年12月9日夜、さいたま市浦和区の集合住宅敷地内で、通行していた面識のない20代女性の背後から自身の両手を回して抱き付き、胸を触るなどのわいせつ行為を行った。
24年10月、浦和西署から校長宛てに教諭を強制わいせつの容疑者として逮捕したと連絡があり発覚した。県教委の聞き取りに対し、「被害女性、生徒、保護者に申し訳ないと思っている」と話しているという。
このほか、24年8月11日に熊谷市伊勢町で乗用車を運転中、交差点を横断していた女性と衝突し約3カ月の傷害を負わせた久喜市立小学校の女性教諭(24)を減給1カ月、同年に乗用車を運転中、交通事故を起こした西部地区県立高校の女性教諭(64)、秩父市立小学校の男性助教諭(23)、深谷市立中学校の女性教諭(40)をそれぞれ戒告の懲戒処分とした。
■「ナンパするため」(以下、強制わいせつ事件の初報記事)
集合住宅敷地内で女性の体を触るなどわいせつ行為をしたとして、県警捜査1課、浦和西署は23日、強制わいせつの疑いで、さいたま市中央区下落合3丁目、県南部の県立高校教諭の男(27)を逮捕した。
逮捕容疑は2021年12月9日午後11時22分ごろ、同市浦和区の集合住宅敷地内を徒歩で通行していた当時20代後半の会社員女性の体を触るなどのわいせつ行為をした疑い。「ナンパするために女性に声をかけて腕を引っ張ったが、体を触った記憶はない」と容疑を一部否認している。
同署によると、同日午後11時27分ごろ、被害女性の親族が「徒歩で歩いていたところ知らない男の人に体を触られた」と110番した。広範囲の防犯カメラの精査などから男を特定。被害女性との面識はなかったという。
同署は詳しい状況を調べるとともに余罪の有無についても捜査している。