埼玉新聞

 

圏央道の埼玉区間が全て4車線に きょう14日から幸手ICから五霞IC間が4車線で運用開始 最高速度も時速70→80キロに

  • 4車線化される幸手IC~五霞ICの圏央道(東日本高速道路提供)

    4車線化される幸手IC~五霞ICの圏央道(東日本高速道路提供)

  • 4車線化される幸手IC~五霞ICの圏央道(東日本高速道路提供)

 首都圏中央連絡自動車道(圏央道)の幸手インターチェンジ(IC)~五霞IC(茨城県五霞町)間の約4・2キロが14日午前6時から4車線の運用を開始する。これにより県内全区間の4車線化が完成。同区間の最高速度は時速70キロから80キロに変更される。

 県内の圏央道は2015年の桶川北本IC~白岡菖蒲IC間の開通で全区間がつながり、東北道や常磐道とのアクセスが向上したことで全体の交通量が急増。4車線から2車線に狭まる一部箇所に車が集中し、慢性的な渋滞が起こりやすかった。

 東日本高速道路によると、4車線化される前の久喜白岡ジャンクション(JCT)~幸手IC間の内回りは、22年度の1年間で時速35キロ以下の長さ1キロを超える断続的な渋滞が計590回発生。今回の4車線化で重大事故の減少につながると期待されている。東日本高速道路は残る茨城・千葉県区間(約68・9キロ)も「早期4車線化に向けて事業を推進したい」としている。

ツイート シェア シェア