埼玉新聞

 

セブンの店舗に食品回収ボックス 家庭で余っている食品を集めて寄付するフードドライブ 埼玉・川越の7店舗で 提供を受けた食品はこども食堂に

  • フードドライブの回収ボックスを囲む森田初恵市長(右から3人目)ら=12日午後、川越市役所

    フードドライブの回収ボックスを囲む森田初恵市長(右から3人目)ら=12日午後、川越市役所

  • フードドライブの回収ボックスを囲む森田初恵市長(右から3人目)ら=12日午後、川越市役所

 コンビニ大手「セブンイレブン・ジャパン」は12日、川越市内の7店舗にフードドライブの回収ボックスを設置した。同社と川越市社会福祉協議会、フードバンク川越が連携した取り組みで、提供を受けた食品はこども食堂に提供される。

 フードドライブは家庭で余っている食品を集めて寄付し、フードロスの削減や生活困窮者への支援、地域のつながりの構築につなげていく仕組み。

 回収の対象は、未開封で破損していない▽賞味期限まで2カ月以上ある▽常温保存できる―缶詰やインスタント、レトルトなどの食品。店内の出入り口付近などにオレンジ色の回収ボックスを設置し、協力を呼びかける。

 提供された食品は、こども食堂などに物資を提供しているフードバンク川越が1カ月に1回以上、店舗を回って回収する。ボックスは川越市内に52あるセブンイレブンの店舗のうち、川越小仙波や川越下赤坂、川越新河岸などの各店に設置された。

 12日には同社川越地区ディストリクトマネジャーの高橋塁さんや市社協理事長の関根水絵さん、フードバンク川越理事長の池上鉄馬さん、各店舗の関係者らが市役所で森田初恵市長と面会。回収ボックスの設置や活動への展望を報告した。

 同社のフードドライブの取り組みは県内で6市目となる。高橋さんは「セブンイレブンの商売の枠を超え、永続的にできるように皆で連携したい」と話した。

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