県は29日、昨年度の独立行政法人化に伴い、県立4病院の常勤医師を87人増員したと明らかにした。医師の処遇改善に向けた取り組みの一環で、独法化後の昨年4月1日時点の4病院の常勤医師数は396人となった。梅沢佳一議員(自民)の一般質問に山崎達也保健医療部長が答弁した。
県保健医療政策課によると、増員した医師数が最も多かったのは県立小児医療センターで、87人のうち半数以上が4病院に以前、非常勤の研修医などとして勤務していた医師だった。
同課の担当者は「人件費は増加するが、その分多くの患者を診ることができるようになり、医業収入の増加を見込んでいる」と話した。