埼玉新聞

 

新1万円札の肖像・渋沢栄一のそっくりさん決まる 深谷がコンテストで盛り上げ、旧渋沢邸の来館数23倍に

  • 渋沢栄一翁のそっくりさんに選ばれた向井正義さん(深谷市提供)

 深谷市が実施していた「渋沢栄一翁 そっくりさんコンテスト」で、深谷東ロータリークラブ元会長の向井正義さん(71)が1位になった。

 同市では新1万円札に同市出身の渋沢栄一翁の肖像決定を受け、4月29日から6日まで、同市下手計の渋沢栄一記念館、同市血洗島の旧渋沢邸「中の家(なかんち)」を盛り上げるため投票箱を設置してコンテストを行っていた。

 候補者は向井さんを含めて市内の3人。連休中3人は不定期で、シルクハットをかぶり、ステッキを持った洋装の渋沢栄一翁になりきって登場し、会場を盛り上げた。

 投票総数は無効票38票を含む1941票。1位に輝いた向井さんは「郷土の偉人渋沢栄一翁のそっくりさん投票で1位が取れて大変光栄。ほかの2人も大変良く似ていますので、私たちにできることがあれば、微力ではありますが協力させていただきたい」と話している。

 また、同館には4月27日から6日の10日間で、延べ1万260人が訪れた。前年度と比べ約23倍になる。2018年度の来館数は1万6036人。

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