チャリティーライブを通じて被災地を支援してきた川越市在住の歌手・沼田浩正さんは、タイのパヤタイ宮殿でタイ文化の継承を目的に開かれたイベントに招待され、楽曲を披露した。

　沼田さんは、2011年に歌手デビュー。同年発生した東日本大震災や翌年のタイの大洪水で支援のライブ活動を行った。今回の招待は、タイでチャリティー活動に協力してきた功績が認められ、地元の新聞社が沼田さんを招待した。感謝とこれまでの思いを込め、自身の福島復興支援ソング「Believe me」を披露した。

　イベントは、パヤタイ宮殿の魅力や重要性を発信し、タイの芸術や文化の継承を図ることが目的。約100年前に宮殿が建築された当時の織物や衣装の文化を盛り込んだファッションショーが開催され、伝統的なタイ料理が振る舞われた。

　沼田さんは「これまでの活動が評価されて招待いただけた。自分がこれまで歌ってきた思いを全て込めるために、自分の原点である曲を歌った。これからもチャリティー活動を続けて、歌で人に影響を与えていきたい」と話している。