男性に暴行を加えて現金を奪ったとして、埼玉県警捜査1課と所沢署は7日までに、強盗致傷の疑いで所沢市神米金、会社員の男（40）と同市北所沢町、職業不詳の男（42）を逮捕した。

　逮捕容疑は、共謀し昨年2月11日午前1時ごろ、所沢市緑町2丁目の路上で、同市の会社員男性（31）に対し、足蹴りなどの暴行を加え、現金約12万円が入った財布などを奪って男性にけがを負わせた疑い。共犯事件のため認否を明らかにしていない。

　同課によると、男2人は飲み友達で、別の店で男性と意気投合し、共に接待を伴う飲食店を訪れていたという。飲食店で会計を巡るトラブルになり男2人が暴行を加え、財布などを奪った。男性は顔面打撲で全治約1週間の傷害を負った。

　同日午前1時13分ごろ、目撃者の男性が「男性が男2名とトラブルになって殴られている。相手方は立ち去った」と110番。防犯カメラの精査などで男2人を特定したという。

　同課で詳しい状況などを調べている。