埼玉新聞

 

7回目で気づくもすでに…川口の61歳男性、290万円だまし取られる 還付金名目、3日間で6回手続き

  • 還付金名目の特殊詐欺、290万円被害=川口市

 武南署は7日、川口市内で無職男性(61)が電話の男らに290万円をだまし取られる特殊詐欺事件が発生した、と発表した。

 同署によると、男性宅に6月16日午前10時ごろから数回、市役所などを名乗る男らが電話で「医療保険の還付で手続きします。書類は届いていますか」「期限が過ぎています」「銀行が手続きをします」「ATMに着いたら電話をください」などと話した。

 誤信した男性は同25日から27日までの間、市内の金融機関のATMで6回にわたり金融機関職員を名乗る男の指示通りにATMを操作し、指定口座に現金約290万円を振り込んだ。その後、男から「手続きに不備がありました。再度手続きを」と電話があり、不審に思った男性が通帳内容を印字し、金を振り込んでいたことに気付き、7日に同署に届けた。

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