埼玉新聞

 

カジノ問題「出場停止は避けて」 プロ野球選手会、罰金処分望む

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 プロ野球で複数の利用者が確認されたオンラインカジノ問題を巡り、日本プロ野球選手会は21日、東京都内で行われた日本野球機構(NPB)との事務折衝で、利用選手の処分は罰金とし、試合出場停止は避けるように求めた。選手会側が明らかにした。選手会の顧問弁護士は「金銭的なペナルティーにとどめるべきだと、ずっと要望してきた」と説明した。NPBは前向きに検討すると応じたという。

 この日、NPB側の取材対応はなかった。NPBが2月末に発表した7球団計14人の利用者について、選手が含まれるかどうかは明らかにされていない。選手名非公表の方針は両者で一致している。

 選手会が今月13日に発表した声明では「統一的な処分基準の設定による12球団間の均衡性」などを訴えていた。

 利用が発覚したオリックスの山岡泰輔投手は21日、約1カ月間の活動自粛を経てチームに戻った。選手会の担当者は「もうちょっと早く復帰させてもらいたかった」と話した。

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