埼玉新聞

 

厳しい寒さを栄養に、壮大な氷の芸術育つ 小鹿野・尾ノ内渓谷の氷柱が開園、26日からライトアップも

  • つり橋からダイナミックな氷の芸術が楽しめる「尾ノ内百景氷柱」=9日午前11時ごろ、小鹿野町河原沢の尾ノ内渓谷

 小鹿野町河原沢の尾ノ内渓谷にある「尾ノ内百景(冷っけぇ~)氷柱(ひょうちゅう)」が6日から開園し、厳しい寒さを栄養とする氷の芸術が来場者を楽しませている。

 同氷柱は地域活性化を目的に始まり、今回で10年目。上流から取水した沢の水をホースで木々に散水、自然凍結させて氷柱を育てる。尾ノ内渓谷氷柱実行委員会によると、現在は最盛期の7割だが、周囲は約250メートル以上で、高さも約60メートルに及ぶ壮大な氷の芸術がつり橋から眺められる。

 期間は3月3日までの予定で、通常の観賞時間は午前8時から午後4時まで。今月26日から2月23日までの土曜日の日没から午後8時まではライトアップも実施する。環境整備協力金は中学生以上で200円。今月27日午前10時から午後3時までは「尾ノ内氷柱交流会」も行われる。

 問い合わせは、西秩父商工会内の同実行委員会(電話0494・75・1381)へ。

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