埼玉新聞

 

広島、平和カレンダー製作 被爆伝える「白島が消えた日」

  •  広島平和教育研究所が製作した2025年度版カレンダー「白島が消えた日」の表紙

     広島平和教育研究所が製作した2025年度版カレンダー「白島が消えた日」の表紙

  •  広島平和教育研究所が製作した2025年度版カレンダー「白島が消えた日」の表紙

 原爆や平和をテーマにカレンダーを毎年発行する広島平和教育研究所が、2025年度版「白島が消えた日」を製作し、販売を始めた。爆心地から約1・5キロの広島市立白島小に焦点を当て、当時の児童らの証言で惨状を伝え、平和の大切さを訴える。

 カレンダーは4月始まり。表紙は被爆後焼け野原になった学校周辺の写真に、被爆した教員の「1945年8月6日、白島は死の町であったことを、次の世代にも忘れないで伝えてほしい」との言葉を重ねた。

 12月10日には昨年の日本原水爆被害者団体協議会(被団協)のノーベル平和賞受賞を盛り込んだ。

 1部千円で、注文は広島県教育用品、電話082(264)1750。

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