埼玉唯一のタワー、名称の看板を設置し式典 行田のPRに…「全国発射プロジェクト」と銘打ち、集まった費用は目標額超える 映画「翔んで埼玉」にあやかって命名「行田タワー」、これまで名前がなかった
2025/03/23/11:51
「行田タワー」と名付けられた行田市小針の古代蓮の里にある古代蓮会館の展望室に、名称を表示する看板が設置されたことを記念して22日、式典が開かれた。展望室は2023年公開の映画「翔(と)んで埼玉~琵琶湖より愛をこめて~」で、「行田タワー」の名前で登場。ミサイルとなって発射された大阪市の通天閣を、迎撃するミサイルとして描写されている。
地上50メートルのタワー構造をした展望室には、これまで名前がなかった。市は映画にあやかって、「行田タワー」と命名。県内唯一のタワーを通じて行田を県外にもアピールしようと、「全国発射プロジェクト」と銘打ち昨年秋から看板の整備費用をクラウドファンディング型ふるさと納税などで募集し、目標額を超える2407万円が集まった。
式典で、行田邦子市長は「趣旨に賛同した皆さまから多額の浄財を頂き、お披露目できた」と感謝。追加を含めて計200万円を寄付した通天閣観光の高井隆光社長も招かれ、「お互いに交流を深め、一緒に盛り上げていきたい」と祝辞を述べた。
タワーは30日まで、午後6時~同9時にライトアップを実施。公園内では23日も、記念イベントが行われる。