熊谷地方気象台によると、12日は鳩山町で1時間に110・0ミリの猛烈な雨が降り、午後8時までの3時間には観測史上最大の263・5ミリを観測。鳩山の7月平均降水量は179・3ミリで、3時間で1カ月分以上の雨が降った。
上空6千メートル付近に寒気が入っている中で下層に湿った空気があり、大気の状態が不安定だった。地上付近の風が集まって上昇気流が起こり、同じような場所で積乱雲が相次いで発生した。
同気象台は「短時間に大雨が降り、土壌が緩んでいるため、引き続き土砂災害や河川の増水に注意してほしい」などと注意を呼びかけている。