鳥取県議会は24日の本会議で、生成人工知能(AI)を悪用して別人の顔と裸の写真を合成するなどした偽の性的画像「ディープフェイクポルノ」の作成、提供を禁止する改正条例を全会一致で可決した。青少年の「闇バイト」への関与を防ぐ内容も盛り込んだ。
改正県青少年健全育成条例は「生成AIを利用し、青少年の容貌の画像情報を加工して作成した電磁的記録」を規制対象となる児童ポルノに指定。罰則規定は今後検討する。闇バイト対策を念頭に加えたのは、窃盗や強盗といった犯罪の機会をインターネットで青少年に「提供」する行為を禁止する条文。