「日本一の救急医療ができる病院に」 救命救急棟を新設 埼玉・狭山の埼玉石心会病院 3階建てで救急専用の病室は16床、オペ室は4室 救急車の受け入れ台数は年間1万台 さらに重篤な患者も対応可能に
2025/03/25/12:46
狭山市入間川の埼玉石心会病院は救急医療の対応力強化のため、敷地内に救命救急棟を新設し、4月から運用を開始する。20日に関係者向けの内覧会が行われ、石井耕士病院長は「日本一の救急医療ができる病院を目指す」とあいさつした。
救命救急棟は3階建て。救急車を停めるガレージから救命初療室、CT室、血管造影室などがある1階に直結する。救急患者専用の病室16床、オペ室4室、集中治療室(ICU)6床が整備された。最新型の血管造影装置やAI搭載のCTのほか、手術支援ロボットも導入する予定。
同院の救急車の受け入れ台数は年間約1万台。受け入れ要請のうち実際に受け入れる応需率は99・94%と高水準だが、緊急対応のニーズも高まっているという。新棟の運用で、さらに重篤な患者も対応可能になる。
本館は6階建てで、外科や消化器内科、メンタルヘルス科、歯科などの19の診療科を備える。