山火事の延焼予測ができる3Dシミュレーターを相模原市が開発し、今夏から運用を始める。市街地と山間部を一続きに分析できるのが強みで、町への被害拡大を防止するのに役立つ。市によると、自治体でこうした取り組みは初めてといい、モデルを参考にすれば他の自治体でも活用できるという。
新たなシステムは、地形や建物の情報を反映させた3D都市モデルを活用し、専門家の指導を受けて火の広がり方を再現できるようにした。本村賢太郎市長は記者会見で、各地で山火事が相次いでいると指摘した上で「中山間地域を抱えている全国の自治体に使ってもらえると良い」と強調した。