埼玉新聞

 

<高校野球>準々決勝の見どころ 聖望学園VS武南 武南・石橋、聖望学園・岡部の両エースがキーマン

  • 粘り強い投球でピンチを乗り切る聖望学園のエース岡部

 第104回全国高校野球選手権埼玉大会は23日、県営大宮とレジデンシャルスタジアム大宮で準々決勝4試合を行い、4強が決定する。Aシード浦和学院、山村学園などシード勢計16校中、7校が順当に勝ち上がり、ノーシード聖望学園を含めて11年ぶりに私学勢が8強を占めた。甲子園の出場切符まであと3勝。終盤戦に突入する準々決勝の見どころを探った。

■聖望学園×武南 両投手がキーマン

 42安打33得点のノーシード聖望学園と、47安打27得点のDシード武南。互いにバットが振れていて、武南・石橋、聖望学園・岡部の両エースがキーマンになりそう。

 聖望学園は大宮東と昌平を下して勢いは十分。エース岡部は走者を背負うとギアを上げ、粘り強い投球で失点を最小限に抑えることができる。

 武南の石橋は最速145キロの直球で三振が奪える。後ろに控えている石嶋もチームの信頼を得ているだけに、序盤からエンジン全開で相手をねじ伏せたい。

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