国際大会で初優勝!体操の岸里奈選手、戸田市役所を訪問 結果を報告、市長「市民期待の星として頑張って」 H難度の大技が武器の高校2年生、新たな技の獲得にも挑戦…さらなる活躍を誓う
2025/03/29/13:06
体操の国際大会で初優勝を飾った戸田市の岸里奈選手(17)が3月27日、市役所を訪れ、菅原文仁市長らに結果を報告した。
岸選手は同市出身。市立戸田東小学校、新曽中学校を卒業し、現在はクラーク記念国際高校2年生で戸田市スポーツセンターに所属している。
昨年のパリ五輪では体操女子団体総合で8位、女子個人総合で11位、女子種目別ゆかで7位の成績を収めた。ゆか種目を得意とし、H難度の「シリバス」(後方かかえ込み2回宙返り2回ひねり)といった大技などを武器に、さらなる飛躍が期待されている。
岸選手は今月6日からアゼルバイジャン・バクーで行われた体操の種目別ワールドカップ(W杯)「2025アゼルバイジャン国際」に出場。種目別ゆかで優勝し、国際大会3度目の出場で、初の栄冠に輝いた。
初の国際大会でのメダル獲得に岸選手は「初の種目別選手権。最初はとても緊張したが、それもいい経験となり成長につながった。これまでの大会と異なる、ライバルがはっきりしない中でのメダル獲得は自信になった」と笑顔。4月の全日本個人総合選手権、5月のNHK杯、その先の次回五輪などへ向け、現在は新たな技の獲得にも挑戦しているという。
金色に輝くメダルを示され、両手で大事そうに受け取った菅原市長は「本当にすごい。成長が楽しみ。体調管理、けがに気を付け、皆を魅了する演技を見せ、市民期待の星として頑張ってほしい」と激励。今後の目標について岸選手は「全日本選手権での優勝」と話し、日本の頂点へ向け、さらなる活躍を誓った。