埼玉新聞

 

機密情報扱う会議に妻が同席 米国防長官、政権の新たな火種か

  •  ヘグセス米国防長官(ロイター=共同)

     ヘグセス米国防長官(ロイター=共同)

  •  ヘグセス米国防長官(ロイター=共同)

 【ニューヨーク共同】米紙ウォールストリート・ジャーナル電子版は28日、ヘグセス米国防長官が、機密情報が取り扱われる外国当局者との二つの会合に、元FOXニュースのプロデューサーの妻を同席させていたと伝えた。機密情報の管理を巡り、トランプ政権の新たな火種となる可能性がある。

 同紙によると、会合の一つは、今月6日にワシントン近郊の国防総省で行われたヒーリー英国防相との会談。米国が、ロシアの侵攻を受けるウクライナに機密情報の提供を一時停止したことが明らかになった直後で、停止決定の背景や、今後の軍事協力について話し合われたという。

 もう一つは先月、ブリュッセルで開かれた北大西洋条約機構(NATO)のウクライナ支援を協議する会合。

 ヘグセス氏の妻のジェニファー氏が、機密情報取り扱いの適切な資格を有しているかどうかは不明。

 トランプ政権では、閣僚らが誤って記者も招いた一般のアプリのチャットグループで、空爆計画を協議したことが問題となっている。

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