埼玉新聞

 

行方不明の小5…強豪相撲部の高校生ら守る 雨でずぶ濡れでも小5に傘 見本となる人間に憧れ、角界入りへ

  • 市川弘明署長から感謝状を受け取った、埼玉栄高相撲部の高山瞬佑さん(前列左)根岸康介さん(同右)鶴叶翔さん(後列左)伊賀慎之助さん(同中央)=21日午後、大宮西署

 全国屈指の強豪として知られ、元大関豪栄道(現武隈親方)を筆頭に大関貴景勝、関脇大栄翔=朝霞市出身=ら、多くの関取を輩出している名門相撲部の部員が“大仕事”だ。21日、埼玉栄高校の高山瞬佑さん、鶴叶翔さん、根岸康介さん(以上3年)、伊賀慎之助さん(2年)の4人に対して、行方不明届が出されていた小学5年の男児を保護し無事に送り届けたとして、大宮西署の市川弘明署長から感謝状が手渡された。「思いやりの気持ちを大切にしなさい」という同校相撲部の山田道紀監督(56)の教えを、まさに体現したたまものだった。

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