埼玉新聞

 

依願退職…すれ違った女性殴った男、友人らと酒飲んだ帰り道に「気付いたら留置場にいた」 地検は不起訴に

  • 暴行容疑で逮捕の消防士、懲戒処分に

 富士見市、ふじみ野市、三芳町で組織する入間東部地区事務組合消防本部(管理者、林伊佐雄・三芳町長)は21日、女性に対する暴行容疑で逮捕されたとして、同消防本部西消防署所属消防士、主事補男性(22)を減給(10分の1)1カ月の懲戒処分を行ったと発表した。同主事補は同日付で依願退職した。

 同消防本部などによると、主事補は今年6月28日午前4時ごろ、富士見市の路上で、散歩中の60代の女性とすれ違った際、女性の顔を手で1回殴った。女性の110番で駆け付けた東入間署員が暴行の現行犯で主事補を逮捕。同署は暴行容疑でさいたま地検川越支部に送検したが、同地検は不起訴処分とした。

 主事補は同日、富士見市内の飲食店で友人ら数人と酒を飲み、徒歩で帰宅途中だった。女性との面識はなく、酒に酔っていた。調べに対して、「殴ったことに記憶がなく、気が付いたら留置場にいた」などと供述している。主事補は高校卒業後、2019年4月に同本部に入庁し、同消防署に赴任していた。

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