埼玉新聞

 

浦和で埼玉県庁の就任式、新職員450人に辞令を交付 「暮らしやすさを実感できる県を実現に」 さいたま市は大宮で入庁式、新規採用職員394人が出席 「市民から愛される場所に」

  • 大野元裕知事から辞令を受け取った新任職員(右)

    大野元裕知事から辞令を受け取った新任職員(右)=1日午前、さいたま市浦和区

  • 大野元裕知事から辞令を受け取った新任職員(右)
  • 新規採用職員を代表して辞令を受け取る吉田圭佑さん

 新年度を迎えた1日、県は2025年度の新規採用職員の就任式をさいたま市浦和区の埼玉会館で開催した。24年度の途中で採用された職員を含めた450人の新職員が出席し、大野元裕知事は「県庁へようこそ」と呼びかけ、辞令を交付した。

 大野知事は「私たちのチームに加わっていただいた皆さんを心から歓迎する」とあいさつ。「あらゆる人に居場所があり、安心して暮らせる『日本一暮らしやすい埼玉』を目指している。実現のためには、皆さんの力が不可欠だ」と激励した。

 代表して誓いの言葉を述べたエネルギー環境課の大熊涼介さん(22)は「県民が暮らしやすさを実感し、愛着を抱くことができる県を実現することが使命。県職員としての誇りを胸に、全力で職務に取り組んでいく」と述べた。

 さいたま市入庁式が1日、大宮区大門町のレイボックホール(市民会館おおみや)で開かれ、新規採用職員394人が出席した。

 配属先ごとに起立し、一礼した後、南区への配属が決まった千葉優菜さん(22)が「さいたま市を今以上に市民から愛される場所にしたいという思いで、市職員となりました。常に物事にアンテナを張りながら、チャレンジをし続け、夢で満ちたまちにするために、日々の業務に取り組んでいきます」と決意を述べた。

 清水勇人市長は、求める人物像として三つの「さい(さい愛、多さい、さい挑戦)」を挙げ、「初心を忘れず、それぞれの持っている三つのさいを土台とし、成長していただきたい」とエールを送った。

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