埼玉からパリコレに挑戦 美髪ケアに特化…さいたまと川口に店舗のヘアサロン、スタッフがヘアデザインやメーク担当で参加
多くのファッションデザイナーが創作性を重視した作品を発表するパリ・コレクションに、川口市とさいたま市でヘアサロン「髪屋こころ」を運営する成田順一さん=上尾市出身=の店舗のスタッフがヘアデザイン、メーク担当で参加した。世界を舞台に活躍するデザイナー・アートディレクターのけみ芥見さんの呼びかけに賛同。ヘアデザイン、メーク担当となるスタッフとともに、3月3日から11日にかけて開かれたウィメンズコレクションに挑んだ。
髪屋こころは、縮毛矯正や髪質改善といった美髪ケアに特化したヘアサロン。都内のヘアサロンなどでの勤務を経て、当時は県内に少なかったという特化型のサロン経営に乗り出した。店舗のコンセプトを和風としたことが、「着物と洋服を合わせて表現するけみさんの手法とマッチしたのでは」と成田さんは振り返る。
日本では「パリコレ」と称されているが、これは欧米では通じない日本独特の呼称。実際にはファッション・ウイークとして数日間開かれ、市内数カ所に設けられたランウエーでショーが行われる。成田さんらは3月1日に現地入りした。
成田さんらを率いるけみさんは、著名な芸能人だけでなく、車いすの方や盲目の方とのコラボレーションなど、アート活動でさまざまな人に焦点を当て、メッセージ性の強い表現を行う。
リハーサルは2月16日に実施したが、本番前のこの日一度きり。ショー当日のその場のフィーリングを重視するけみさんの方針だった。成田さんら6人のスタッフで20人ほどのモデルをサポートするため、ほぼぶっつけ本番で技術とスピードを求められる難題を乗り越え、3月のショーに挑んだ。
これまでの経験から「困難を乗り越えて結果を出し、やり切ったと思えたときに楽しさを感じる」と話す成田さん。今回の挑戦を受けて「外への発信に加わったことで、私や店舗スタッフの殻を破るきっかけになれば」と話している。