埼玉新聞

 

「浴衣お直し隊」出動! 慣れない浴衣、着崩れ…愛好家らがサポート たすき掛けで熊谷うちわ祭巡る

  • 帯部分の直しを受ける来場者(左から2番目)=熊谷市

 熊谷市上之の呉服店「きものこすぎ」(小杉治代表)が事務局となり活動している「浴衣お直し隊」が、熊谷市の熊谷うちわ祭の開催期間(7月20日~22日)、浴衣を着用している来場者の着崩れを直すボランティア活動を行った。

 直す会場はフリーマガジン「NAOZANE」を手掛けるピーアイ―ピー(同、植竹知子社長)が本社ビルの2階個室を無償で提供。交通規制で歩行者天国となった国道17号で、たすき掛けした隊員が着崩れした来場者に会場への案内の声がけをした。

 成型帯(作り帯)が主流となり、より身近になった浴衣だが、着崩れしていても気づかないケースも多く、「浴衣お直し隊」を2011年からスタートさせた。

 隊長の水野路子さんは「普段着としては着用しないアイテムだけにサイズ選びも難しく、この活動が着こなしの理解の一助になればうれしい」と浴衣や着物の一層の普及に期待を寄せていた。

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