熱中症、集団発生…中学生5人を搬送 13~14歳、外で野球練習中に 周辺の最高気温は35・4度
2022/08/01/00:00
県は31日、30日に鴻巣市内のグラウンドで同市の野球クラブチームに所属する男子中学生5人が熱中症の疑いで救急搬送されたと発表した。いずれも軽症だった。県によると、熱中症の疑いで5人以上が同時に搬送される集団発生は県内で今年初めて。
県消防課によると、13~14歳の男子生徒5人が練習中に体調不良を訴え、30日午後1時57分に119番があった。5人はいずれも搬送時に意識ははっきりしていて、軽症と診断されたという。熊谷地方気象台によると、鴻巣市に隣接する久喜市では同日、35・4度の最高気温を記録した。
同課は「外出は暑い日や時間は避けてほしい」と呼びかけ、めまいや立ちくらみなど熱中症が疑われる症状が出た場合は「涼しい場所へ避難して服を緩め、体を冷やし、水分や塩分を補給してほしい」としている。