埼玉新聞

 

埼玉武蔵 ホーム開幕戦は黒星 神奈川に4―9 連敗喫す 先発大宅は6回5失点

  • 埼玉武蔵―神奈川 3回表神奈川2死二塁、三振を奪い、3失点にとどめた先発大宅(中央)に三塁手上田(左)と遊撃手市川が声をかける

    埼玉武蔵―神奈川 3回表神奈川2死二塁、三振を奪い、3失点にとどめた先発大宅(中央)に三塁手上田(左)と遊撃手市川が声をかける

  • 埼玉武蔵―神奈川 3回表神奈川2死二塁、三振を奪い、3失点にとどめた先発大宅(中央)に三塁手上田(左)と遊撃手市川が声をかける

 プロ野球独立リーグ・ルートインBCリーグの埼玉武蔵は6日、レジスタ大宮でホーム開幕戦を迎え、神奈川に4―9で敗れて2連敗となった。

 埼玉武蔵は、先発大宅が三回に2死満塁で走者一掃の適時二塁打を浴びるなど、6回を投げ5失点。5人の継投で12安打を許し9点を失った。攻めては一回に2番横尾が1死から左越えソロ本塁打を放ち先制したが、その後は打線がつながらず。九回に3四球を絡め相手失策の隙に3点を追加するにとどまった。

 埼玉武蔵は8日、ハレスタ熊谷で福島を迎え、今季初白星を狙う(18時試合開始)。

■緊張感、攻守に悪循環

 攻守に悪い緊張感が表れ、流れを手放した。埼玉武蔵は4失策で9失点。神奈川に開幕2連敗を喫し、清田新監督は「ドキドキしながらやっても結果は出ない。選手たちにはもっと冷静にやらなきゃいけないと伝えた」と精神面のもろさを指摘した。

 好調な直球で勝負したところを拾われ、三回に走者一掃打を許した先発大宅は「三回の3点、四回の2点で試合が決まってしまった。自覚を持って踏ん張らないといけなかった」と試合をつくれなかったことを悔やんだ。

 七回以外は毎回走者を出しながら拙攻が続いた。五、六回には満塁の好機で後続が抑えられ、上田主将は「自分たちにプレッシャーをかけ過ぎて線になり切れなかった」。打線をつなぐことが今季の課題だ。

 この日はスタメン9人(投手を除く)のうち、6人が新入団選手。シーズン2戦目の硬さが顕著に結果として表れた。野球を楽しむことを選手に求める指揮官は「試合で緊張するなら、もっと練習しないといけない」と精神面を鍛え、笑顔で白星を飾れる日に備えたい。

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