【ワシントン共同】米連邦地裁は8日、ホワイトハウスに対し、AP通信記者への取材規制の仮差し止めを命じた。米メディアが報じた。トランプ政権はメキシコ湾をアメリカ湾に改称した後もAPが記事でメキシコ湾と表記していることを理由に、ホワイトハウスでの取材を制限。APが撤回を求めて訴えていた。
ワシントンの連邦地裁のマクファデン判事は、AP記者によるホワイトハウスの大統領執務室や大統領専用機での取材を認めるよう命じた。報道の自由を定めた憲法修正第1条に基づき、政府が一部の記者に取材を許可した場合「見解を理由に他の記者に扉を閉ざすことはできない」と指摘した。