長崎県・壱岐島沖で3人が死亡した医療搬送用ヘリコプター事故で、海から回収された機体が10日、佐賀県唐津市の港に到着し、陸揚げされた。唐津海上保安部は損傷状況などを調べ、事故原因の解明を急ぐ。
午前8時ごろ、機体を載せたサルベージ船が着岸。風が吹き付ける中、ブルーシートに覆われた機体が慎重にクレーンでつり上げられ、同25分ごろ、陸地に置かれた。
機体は発見された壱岐沖から、福岡県宗像市の大島から北東約20キロの沖合に流されていた。9日午前、運航会社のエス・ジー・シー佐賀航空から発注を受けた民間会社が、サルベージ船に引き揚げていた。