カフェがオープン、近隣にない牧場直営スタイル パティシエ経験豊富な妻、酪農家の夫と熊谷で夢叶える
2022/08/12/00:00
熊谷市間々田で酪農を経営するブルーバンブーファームは6日、牧場敷地内に「ジェラート&カフェ」をオープンした。木をぜいたくに使った店舗で、牧場を眺めながら搾りたての生乳を使ったジェラートを楽しめる。同社社長の青木大輔さん(47)は「酪農と農業の良さを伝えていきたい」と意気込んでいる。
3代目の酪農家である青木さんは20代の時から、自分たちが搾った生乳を使い、素材を生かしたジェラートの製造販売をしたいと考えていた。妻の美保さん(47)はパティシエとして働いていた経験があり、洋菓子に関して知識や経験も豊富。2人でカフェを開くことが夫婦の夢だった。
近隣に牧場直営のカフェがなく、地元のJAくまがやから農協直売所内でのジェラートショップ出店について支援があったことから、ジェラート&カフェのオープンを決意。日本政策金融公庫農林水産事業の資金も活用した。
搾りたての生乳を使って作るジェラートのフレーバーは約10種類。濃厚なミルクをはじめ、熊谷産のブルーベリーや市内のほうじ茶専門店のほうじ茶を使うなど、地元食材とのコラボで商品展開を進めていく予定だ。ジェラートはシングル400円、ダブル500円、トリプル600円。
青木さんは「ようやくたどり着いたので感慨深い。ジェラートを通じて、酪農や農業の魅力を多くの人に感じてもらえれば」と話していた。
営業時間は午前11時~午後7時。水、木曜定休。
問い合わせは、ブルーバンブーファームジェラート&カフェ(電話048・501・6264)へ。