埼玉新聞

 

パンダ鉛筆を新1年生に 埼玉・飯能の建設会社が寄贈 市立12小学校の新入生全員に1人1ダース配布 パンダの絵柄に指を合わせると、正しい持ち方で鉛筆を持つことができる 鉛筆の売上金は筋ジストロフィー患者の支援に

  • 寄贈されたパンダ鉛筆

    寄贈されたパンダ鉛筆

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  • 寄贈されたパンダ鉛筆を持つ関係者=3月27日午後、飯能市役所

 建設業の金子組(飯能市、金子和弘代表取締役)は3月27日、県筋ジストロフィー協会(金杉和秋理事長)の「パンダ鉛筆」575ダースを、飯能市に寄贈した。飯能市立小学校12校の新入生全員に1人1ダースずつ配布される。今回で3回目の寄贈。

 パンダ鉛筆は、表面に描かれたパンダの絵柄に指を合わせると、正しい持ち方で持つことができる。筋ジストロフィーの患者やその家族を支援する同協会が、県内の一部の学校で販売し、売上金を患者の支援に充てている。

 同日に市役所で行われた贈呈式で新井重治市長は、「子どもたちはパンダ鉛筆を手にすると、楽しそうに机に向かっているとよく聞く」と感謝を述べた。金子代表取締役は「1年生は1年間で1ダースでも足りないくらいの鉛筆を使う。たくさん書いて、いっぱい勉強してほしい」と期待した。

 パンダ鉛筆はHB、2B、4B、6Bの4種で、1ダース960円。同協会のホームページから購入できる。

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