<新型コロナ>病院など15クラスター発生…埼玉9990人感染13人死亡 36クラスターで拡大も
埼玉県などは17日、新型コロナウイルスの感染者を新たに9990人確認したと発表した。感染者数が1万人を下回るのは8月13日以来、5日連続。男女計13人の死亡が確認され、県管轄では80~90代の男女4人が死亡した。感染者の内訳は県発表が6227人、さいたま市2033人、川口市が722人、川越市458人、越谷市550人。
これまでに確認された感染者は94万1087人(チャーター便帰国含む)、死者は1852人(17日午後7時現在)。
16日夜時点の重症者は38人、感染者の入院は1645人、ホテル療養869人、自宅療養6万4473人。退院・療養終了は85万5985人。
県管轄で詳細が判明した感染者は未就学児~100歳以上の男女6227人、うちみなし陽性は237人。クラスター(感染者集団)関連では、これまでに感染が確認されていた医療機関などの計35件で1~9人が感染した。加えて新たに高齢者施設など計11件で5~44人が感染した。会食で感染が疑われるのは未就学児~70代の男女47人。ワクチンを4回接種していた10~90代の男女319人、3回接種していた10代~100歳以上の男女2545人、2回接種していた未就学児~100歳以上の男女1199人が感染した。
さいたま市によると、70~90代の男女5人が死亡した。感染が判明したのは10歳未満~90代の男女2033人。このうち15人が中等症。同市西区の介護老人福祉施設で職員17人と入所者34人の計51人が感染し、新たにクラスターと認定。クラスターが発生していた市内の介護老人保健施設では、新たに入所者3人の感染が判明し、同施設の感染者は計86人となった。
川口市によると、新規感染は10歳未満~100歳以上の男女722人。
川越市は17日、未就学児を含む10歳未満~90代の男女計458人が感染したと発表した。そのうち21人は、みなし陽性者。また、市内在住の90代と80代の女性、80代の男性2人の計4人が死亡した。うち3人の死因は感染症以外。さらに2病院でクラスターが発生。霞ヶ関南病院は入院患者32人、職員12人の計44人、城南中央病院は入院患者9人、職員8人の計17人。いずれも16日に認定した。
越谷市によると、感染が判明したのは10歳未満~90代の男女550人。みなし陽性者は16人。市内高齢者施設2カ所で複数感染が確認されたとして、市はクラスターと認定した。