埼玉新聞

 

今年は「鬼滅の刃」 世界最大規模の田んぼアートのデザイン決定 埼玉・行田 色が異なる稲を植え、巨大アートを表現 田植えは6月中旬 見頃は

  • 田んぼアートのデザインを発表する行田邦子市長=14日、行田市本丸の同市役所

    田んぼアートのデザインを発表する行田邦子市長=14日、行田市本丸の同市役所

  • 田んぼアートのデザインを発表する行田邦子市長=14日、行田市本丸の同市役所

 埼玉県行田市は14日、同市小針の古代蓮の里東側にある水田で毎年行っている世界最大規模の田んぼアートのデザインが、今年はアニメ映画「劇場版『鬼滅の刃(やいば)』無限城編」に決まった、と発表した。配給元「アニプレックス」(本社・東京都)も同時に発表。作品は「三部作の第一章」として製作し、国内では7月18日に公開される。

 田んぼアートは、市や農業団体などで構成する「田んぼアート米づくり体験事業推進協議会」が実施主体。2008年に始まり、今季で17作目となる。約2・8ヘクタール(縦約180メートル、横約150メートル)の水田に色が異なる稲を植え、巨大アートを表現。今年は、緑色の「彩のかがやき」、黒い「紫905」など4種類を使う。

 吾峠呼世晴(ごとうげ・こよはる)氏の漫画を原作とする鬼滅の刃は、世界的にヒットしているアニメ作品。配給元から打診され、田んぼアート化が実現した。行田邦子市長は「世界で愛されている作品なので、海外の方にも(隣接する)行田タワーから見ていただければ」と期待した。

 田植えは6月14、15日に行われ、7月下旬から10月中旬ごろに見頃を迎える。

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