久喜市菖蒲町三箇の「cafeつむぎ」は2011年にオープンした。店内はのどかな田園地帯にマッチしたアットホームな雰囲気。店長の松沢亮さん（47）は「3世代が気軽にくつろげるカフェレストランがコンセプトです」と語る。

　カフェタイムで一番人気の「デザートプレート」（税込み千円）はプリン、ケーキ、アイスのスイーツ3種の盛り合わせ。地元のブランド卵「彩たまご」を使ったプリンは甘さ控えめで、さっぱりした味わい。瓶入りでテイクアウトもできる。ショートケーキにも菖蒲産のイチゴを使用しており、程よい酸味が濃厚なクリームを引き立てる。農村地域の魅力が詰まった地産地消のひと皿だ。

　ほかにも食事メニューのコメは新潟の魚沼産コシヒカリ、肉は国産と食材へのこだわりは強い。安心・安全な料理を提供しようと、パンも自家製にしている。

　店の近くには、ラベンダー山で知られる「しらさぎ公園」や、ハナショウブが咲く「あやめ園」などの観光スポットもあり、初夏に見頃を迎える。松沢さんは「菖蒲は花の名所が多い地域。近くを訪れた際はぜひ立ち寄って、うちの料理を味わってもらいたい」と話していた。

　【メモ】　cafeつむぎ　久喜市菖蒲町三箇419の1（電話0480・48・6989）。営業時間は午前10時～午後5時半（ラストオーダー午後5時）。定休日は月曜と第1火曜。圏央道白岡菖蒲インターチェンジから車で5分。