行方不明の17歳…家族が捜索願、帰宅したので逮捕 遠方で女性が400万円を失い、防カメにそっくりの少年が写る 詐欺の疑い さらに別の夫婦も800万円が消え…自宅インターホンに似た少年が写る「身に覚えがない」
2025/04/15/14:50
埼玉県警朝霞署は14日、詐欺容疑で、熊本県合志市、無職少年(17)を逮捕した。
逮捕容疑は氏名不詳者と共謀し、今年2月21日午前11時ごろから数回、東京都練馬区の無職女性(85)方に近くで別居する孫を装って「かばんをなくした」「仕事に使う1千万円が入っていた」「上司が半分面倒見るので、500万円なんとかしなくてはいけない」などと電話。同日午前11時40分ごろ、孫の知人を装って同方付近の路上で、女性から現金400万円をだまし取った疑い。
同署によると、事件前日の20日、志木市の80代の女性方で、同居する夫が留守中に自宅内の現金800万円がなくなる事件が発生。認知症を患っていた女性は理由を説明できなかったが、帰宅した夫が固定電話に非通知が記録され、インターホンに若い男が写っていたことを確認。特殊詐欺と判断し、同署に届けた。
この捜査を進めていたところ、同居の家族から行方不明の捜索願が出されていた少年の顔写真と、防犯カメラに写っていた練馬区の事件の受け子の男が酷似していることが判明。14日朝、熊本県の自宅に戻っていた少年を逮捕、飛行機で朝霞署に連行した。調べに対して、少年は「身に覚えがない」と否認しているいう。